総務省統計局の調査結果によると、2022年8月の完全失業率は2.5%とのことです。
完全失業率とは、労働力人口(15歳以上の働く意欲のある人)のうち、完全失業者が占める割合のことを言います。
近年の年平均完全失業率は、
2019年 2.4%
2020年 2.8%
2021年 2.8%
となっていますので、大きく変化はないという感じでしょうか。
(統計出所:総務省統計局「労働力調査(基本集計)2022年(令和4年)8月分結果」)
失業率だけを比べるとアメリカの失業率は同年同期で3.7%ですから、日本のほうが職に就けている割合は高いと言えます。ただ、実質賃金(労働者が給与で購入できる物品やサービスの量)は明らかにアメリカの方が多く、日本の実質賃金の低さは群を抜いています。
「働けどはたらけどなお、わがくらし楽にならざり じっと手を見る」
石川啄木の一節が、現在の日本を現わしているようで寂しい限りです。
0コメント