自身に万一のことがあったとき問題となるもののひとつに「デジタル遺産」があります。
デジタル遺産とは、ネットの銀行口座、電子マネー残高、SNSアカウントなど故人が保有していたデジタル形式の財産のことを言います。
例えば、ネット銀行やネット証券などの口座の存在を家族に知らせていない場合、いざ相続財産の把握を・・・と考えたとしても、それらの存在に気付かなければ把握もれとなってしまいます。
フリーランスの方がSNS経由で受注していた仕事や発注していた仕事の支払などがあったようなケースでは、故人のネット上での取引の存在を家族が知らなければ放置されてしまうことになります。
また仮にその存在に気付いたとしても、IDやパスワードが分からないことが多いと想定されますし、それらを全て把握しようとする労力は計り知れないものがあります。
残された家族が疲弊してしまわないよう、折を見てデジタル資産についてまとめておき、家族と情報共有しておくことが必要なのかもしれませんね。
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