先日、円が20年ぶりに130円台を付けました。円安傾向です。
ところで「円安」って何だろう?
円が128円から130円になったのだから、128円の方が安いんじゃ???
円安とは、円の他通貨に対する相対的価値(円1単位で交換できる他通貨の単位数)が相対的に少ない状態のことです。
国際通貨(国際取引や為替取引に使用される通貨)であるドルを中心に考えると、
1ドル=128円と1ドル=130円では
ドルを買うために必要な円が少ない方(128円)が円高、多い方(130円)が円安となります。
つまり、ドルを買うために多くの円が必要となった状態は、円の価値が下がっていることを意味し、反対にドルを買うために少ない円でいい状態は、円の価値が上がっていることを意味します。
いまから約11年前の2011年には、対ドルレートで75円をつけました。当時は75円で1ドルが買えたわけです。今は1ドル130円ですから約1.7倍の円を用意しないとドルが買えないということになります。
もし2011年に10年満期のドル定期預金をした方は、満期時点の今年、円に換算すると1.7倍になっています。羨ましい限りです(´Д⊂ヽ
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