このブログでも何度か取り上げている悪質商法や詐欺。
ここ数日、コロナ感染症関連(給付金)詐欺の逮捕者について、相次いで報道されています。
最近の詐欺の手口は単純なものではなく、あの手この手の嘘がちりばめられ、物理的、心理的に上手な罠が仕掛けられています。
若者は社会経験が浅いうえ、悪質商法や詐欺手口の知識に乏しく、また、高齢者は社会との接点が減り、若者以上に情弱なため狙われやすいといえます。
どれだけ注意喚起しても悪質商法や詐欺被害が減らないのは、自分は騙されるはずはないだとか、自分の周りにはそんな話は入ってこないと思っているだとか、いわば災害時における「正常性バイアス」のようなものなのかも知れません。
人を見たら泥棒と思えということわざがあります。
全てを疑ってかかっていては日常生活は過ごせませんが、少なくとも、美味しい話(儲け話や還付金があるなどという話)は疑ってかかる必要があり、困っているから助けて欲しいという話(親族の資金融通や事故示談金などの話)は自分だけで判断せず、いったん立ち止まって考え、他人に相談し対処することが必要です。
これらの悪質商法や詐欺は、時間的に猶予を与えず、焦らせ即断を求める傾向があります。
「何かおかしい」と感じ取れるよう、日頃から気を付けて過ごすようにしたいものです。
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