ガソリン価格の上昇は抑えられている!?

多少は下がった気がするガソリン価格。実際のところどうなっているのでしょうか?

政府が「ガソリン価格を抑制するため石油精製各社に補助金を出します」と発表してしばらく経ちます。どのくらいの効果が出ているかのマスコミ報道は一切ないため、消費者にはガソリンスタンドの小売価格しか見えず、その効果について全く伝わってきません。


実は資源エネルギー庁(経済産業省)のHPには燃料油価格激変緩和補助金について公表されていて、その効果をグラフにしてあります。

燃料油価格激変緩和補助金|経済産業省 資源エネルギー庁

小売事業者の方へ 小売価格のご報告はこちら コロナ禍における「原油価格・物価高騰等総合緊急対策」(令和4年4月26日 原油価格・物価高騰等に関する関係閣僚会議にて取りまとめ)に基づき実施する施策であり、原油価格高騰が、コロナ下からの経済回復の重荷になる事態を防ぐため及び国際情勢の緊迫化による国民生活や経済活動への影響を最小化するための激変緩和措置として、燃料油の卸売価格の抑制のための手当てを行うことで、小売価格の急騰を抑制することにより、消費者の負担を低減することを目的としています。< 支給単価 >ガソリン、軽油、灯油、重油 37.7円(令和4年8月4日~8月10日)ガソリンの発動効果補助がない場合のガソリン価格補助後のガソリン価格コロナ下からの経済回復の重荷となる燃料油価格の高騰を抑制する対策を実施しています。〇緩和措置期間中、全国平均ガソリン価格が1リットル170円(※1)以上になった場合、1リットルあたり5円を上限(※2)として、燃料油元売りに補助金を支給します。※1:支給開始後4週間は170円、翌4週間は171円など。令和4年4月25日の週からは168円程度。※2:令和4年4月25日の週からは上限を35円に拡充。さらなる超過分についても1/2を支援。〇消費者に直接補助金を支給する制度ではありません。また、小売価格の高騰を避けるための制度であり、価格を引き下げる制度ではありません。ガソリン/軽油/灯油/重油/航空機燃料令和4年度上半期中1月24日(月)調査時点におけるレギュラーガソリンの全国平均が170.2円となり、発動要件の170円を超えたため、激変緩和事業が発動しました。 事業の発動にかかる概要については、以下をご確認ください。 激変緩和対策事業の発動について 事業概要(4月28日以降) 発動の効果について ガソリン価格は原油価格に連動して、価格が決定しています。 原油価格については、以下をご確認ください。 原油価格について資源エネルギー庁では毎週、ガソリン・軽油・灯油・重油の価格を調査・公表しています。 詳細については以下をご確認ください。 石油製品価格について「発動の効果について」の資料を更新いたしました。「発動の効果について」の資料を更新いたしました。「発動の効果につい

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もしも燃料油価格激変緩和補助金がなかったとしたならば、レギュラーガソリンの小売価格は1リットル208.4円になるとのこと。(2022.8.1現在)


補助金を導入しても何も効果が出ていないじゃないか!と小売価格からは受け取られがちですが、高止まりしているように見えて、実のところ高騰はなんとか抑え込まれているようです。

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