「落雷は高いものに落ちる」は正しくない!?

地震の次に怖いものと言えば雷です。

昔から怖いものの例えで「地震、雷、火事、親父」といいます。近年は「親父」は怖いものの中からは無くなりつつありますが、その他は今も変わらず怖いままです。


この雷。実は必ずしも高いものに優先的に落ちるというわけではありません。


雷はその性質から、進んでは止まり進んでは止まりを複雑に繰り返しながら空気中を進んでいます。実は雷はこの止まった時点から電撃距離を半径とする最も近いところに落ちます。


電撃距離を半径とする円内に高いものが含まれればそこに落ちますが、含まれていない場合はたとえ近くに高いものがあっても落ちないということになります。


なので、言ってみれば「どこにでも落ちる」が正しい表現です。


落雷から身を守るためには、雷注意報が発令された場合には外に出ず屋内にとどまることが大切で、外にいた場合は、決して木陰や木の下で雨宿りなどすることなく、頑丈な建物に避難しましょう。

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